NFL選手たちが撮影した日本の城
写真展示企画5
日本の城といえば思い浮かべるのが天守閣ですが、戦いのための要塞という役割以上に、領主の権威と威厳を示すシンボルとしての意味合いが強い建造物でした。
実は、現在私たちが目にする天守閣の多くが造られたのは、1580年代から1620年代というごく短い期間のこと。木造ゆえに火災や戦乱で多くが失われ、当時の姿を今に伝える城は全国にわずか12しかありません(これらは特別に「現存十二天守」と呼ばれます)。 一方で、昭和以降に地域の人々によって再建された「復興天守」も多く、今も街のシンボルとして愛されています。
来日したNFL選手たちが日本の城を訪れ、壮大な天守閣だけでなく豪華絢爛な御殿や日本庭園、そして日本の城マニアが最も熱狂する緻密で巨大な石垣などをどのように切り取ったのかをご紹介します。
English Version (AI Translated)
ジャクソン・スミス=インジグバ
最初の写真は小田原城の天守閣とインジグバ選手をフレームに収めた、歴史の重みと現代のNFL選手が交差する味深い写真となっています。
小田原城は復興天守を持ち、東京観光の際に最も行きやすい天守閣を持つ城であります。
桜の名所としても知られ、NFL選手来日ピークの春頃に見ごろを迎えますので、今後訪れる選手も増えるかもしれません。

マイルズ・ギャレット
ギャレット選手が訪れたのは広島城です。写真は手前の堀と水面、石垣、復興天守とそれを囲む木々を1枚にバランスよく収めています。左側の木の枝もフレーミング効果を狙ったものと思われます。
写真愛好家らしい完成度の高い1枚になっています。

ロニー・スタンリー
二条城は天守閣こそ失われていますが、京都市内からのアクセスも良く人気のスポットです。徳川家康の京の拠点として始まり大政奉還の舞台ともなった、江戸の始まりと終わりを演出した建物が当時のままの姿で残っています。 江戸初期の豪華絢爛な武家文化を体感できる国宝の二の丸御殿をはじめとした見どころ満載の文化財です。
一枚目の写真は二条城の東大手門で、京都の公家や民衆に徳川の権威を示すため鮮やかな金箔の装飾が使われております。

二枚目の写真は唐門を手前に配置し奥側に国宝である二の丸御殿がちらりと見える構造となっています。東大手門と同様にふんだんに金箔の装飾が使われております。

ホイットニー・マーシラス
こちらは400年前の木造要塞がそのまま残っている現存十二天守の1つであり世界遺産にも認定された姫路城での一枚で、その特徴的な白壁の美しさから白鷺城とも呼ばれます。
顔出しパネルを利用した旅行の楽しさが伝わる一枚になっています。

レナード・ウィリアムズ
同じく姫路城を撮影した1枚。手前の桜をあえてぼかし姫路城天守閣との奥行を感じさせます。桜のピンク、空の青、若木の緑の色の対比をすることで姫路城の代名詞である白色を際立たせる素晴らしい写真です。

アレク・ピアース
ここからは大阪城を訪れた人たちが続きます。大阪城は復興天守を見ることができ大阪市内からのアクセスも良く、京都観光にも組み込みやすいので多くのNFL選手が訪れています。
大阪城は日本最大級の巨大な堀と石垣が見もの。また秀吉ゆかりの「黄金の茶室」復刻展示も見どころです。
ピアーズ選手の写真は南側の桜門を通って本丸広場から見えてくる天守閣前でファーストインパクトを記念撮影されたものと思われます。
上方の枯れた松の枝もフレーミング効果を生み出しています。

ジャクソン・ホーズ
こちらも同様に本丸広場からの撮影ですが天守閣を見上げる形で撮られた写真です。石垣を含め大阪城の雄大さを感じられる一枚になっています。

ビジャン・ロビンソン
こちらもほぼ同じアングルで撮られた写真ですが、天守閣に焦点が当てられているため細かな装飾がはっきりと見える写真となっています。

ディラン・ロウビー
こちらはアングルが変わり北西方向から撮られた1枚。天守閣と大きな石垣と人間の対比で大阪城のスケールを伝える1枚になっています。

クウィティ・ペイ
1枚目の写真はアレク・ピアース選手と同じく本丸前広場からの写真ですが、少し引いた位置から撮影することで、広場内にある日本庭園も美しくフレーム内に収めています。

2枚目は天守閣西側からのアングルです。こちらも石垣と天守閣を収めつつ下側に映る人間との対比で大阪城の雄大さを見事に表しています。

マリク・ターナー
ターナー選手も大阪城だけで複数の写真を残してくれています。
1枚目は本丸広場から撮影されたもので左右の緑をフレームにして天守閣へ向かう人々と奥行き感を綺麗に演出した見事な構図です。

2枚目は手前の石垣の質感をダイナミックに捉えた秀逸な構図。歴史的建造物と遠景に映る現代のビル群のコントラストも効いています。
大阪城の魅力の真骨頂とも言える巨大な石垣に焦点を当てた、通好みの一枚。日本の城マニアも真っ先に着目する見どころを捉えており、素晴らしい審美眼といえます

3枚目は緩やかな坂道と石垣のコーナーを基点に、天守閣が斜め上に伸びていく非常に立体的な構図。人との対比をすることで圧倒的な要塞としての威厳を感じさせる素晴らしい一枚。

まとめ
天守閣の優美なフォルムはもちろん、重厚な石垣の質感や現代都市とのコントラストまで、選手それぞれが異なるアングルから日本の城の魅力を切り取っています。 武将たちの威厳を今に伝えるスケール感や職人技が詰まった造形美は、国境を超えて選手たちの感性を大いに刺激したと思われます。
※今後もNFL選手による素敵な写真が見つかり次第、随時追記していきます。